
日総工産の技能社員に興味があるけど、なんか最初に研修があるらしい。どんなことするの?
日総工産には技能社員という制度(無期雇用派遣)があります。
そしてはじめ技能社員になるには数日間の研修を受けなければなりません。
ただ研修と言われてもどんなことをするのかわからないし、研修を受ける前にどんな内容なのか把握しておきたいですよね。
そこで今回は2025年7月現在日総工産の技能社員として働いている僕が実際の研修内容を詳しく解説していこうと思います。
この記事を読むことで技能社員として働く前の不安が解消され、スムーズに一歩を踏み出すことができるでしょう!
それではさっそく解説していきます!
日総工産の技能社員の研修内容とは?
早速研修内容について解説していきます。
具体的な内容に入っていく前に最初に基本的なことについて話していきたいと思います。
まず日総工産全国数か所に研修施設を持っており(宮城、長野、熊本など)ここで技能社員や保全で働く人のための研修を行います。
技能社員の場合研修期間は4日間となります。
始まる時間は朝の9時、終了時刻は18時です。
ただ研修施設までの移動時間があるので施設が離れている場所にあれば朝早い時間に集合となります(僕の場合朝は7時40分くらいに集合して管理者が送ってくれました。)
それではここからどんなことをするのか具体的な内容について話していきたいと思います。
どんなことをするのか、それは以下の通りです。
- 座学
- 体力づくり
- 社訓や挨拶の唱和
- 1分間スピーチ
- 危険体験
- 理解度テスト
- 規律訓練
- 目標発表・決意表明
上記のようなことをやります。
正直こんなことするのかよめんどくせーって感じですよね。
僕も最初は、



うわだりー!なんでたかが派遣がこんなことしなあかんねん…
と非常に意気消沈した記憶があります。
でも安心してください。始まる前は怠かったですがやってみると意外と楽しかったです。
もっと具体的に解説していきます。
座学
- 工場全般で働く上での基礎知識
- 日総工産という企業について
- グループワーク
主に上記のようなことをやります。
座学が研修全体の6割ほどを占めます。
グループワークは隣の席の人の他者紹介(名前や趣味・特技を聞いてそれをみんなの前で発表)だったり、この写真を見て危険な個所はどれかのような危険予知の練習だったりです。



他者紹介は正直怠いですが、みんな出身が違ったりいろんな職業を経験していたりということが聞けてそれは面白かったです。
体力づくり
研修施設には体育館のような場所がありそこでなぜか腕立て・腹筋・スクワットや反復横跳び、握力、ランニングなどをやらされました。
聞いたところによると体力を使うような工場(車の工場など)で働く人は少しでも体が慣れるようにここで鍛えましょうということでやるようです。
ですので半導体や電子部品系のような体力は使わない工場で働く人はこれはないかもしれません。
僕が研修を受けた時は朝一でやりました。
社訓や挨拶の唱和
研修初日に日総工産の社訓やオアシスという、おはようございます・ありがとうございます・失礼しました・すみませんでしたの頭文字をとったものを覚えさせられます。
この社訓とオアシスは1日の始まりの時に毎日唱和があります。



やる意味あんのかね…。
1分間スピーチ
研修の間毎日朝に1分間スピーチというものを行います。
これは講師の方がお題を与えたり、またはお題が自由だったりしますが前日に内容を言われ次の日の朝にみんなの前でスピーチします。
- 今までで一番努力したこと
- 自分の趣味について熱く語る
- 今までした面白い体験
等々、何でもいいので1分間スピーチします。
これもめんどくさいですが、ほかの人の考えや価値観を知れたりそんな体験したことがあるんだといった話が聞けたり意外と面白かったです。



僕の場合ですが趣味のドライブで行った都道府県で一番良かったとこを話した記憶があります。
危険体験
確か2日目か3日目にやったと思いますが、工場で働く上で起こる事故・危険の体感みたいなことをやります。
- 安全靴を履いてつま先部分に重りを落とす
- 回転させて穴をあける機械に軍手をつけながら作業すると軍手が巻き込まれる
- 乾いた手と濡れた手で静電気を流しどれだけの違いがあるか
ほかにもありますが上記のようなことをやります。
静電気のやつは実際に静電気を流して体験するのでビリっと来て少しビビりました(笑)。
理解度テスト
毎日の始まりにその日習ったことについての理解度テストがあります。
座学の時に大事なところには線を引いてくださいというようなことを言われるので普通に話を聞いていたら難なく合格することができます。
ただ見ながら問題を解くということはできないので少しは前日に帰った後勉強しなければいけません。
8割点数をとれば合格です。
規律訓練
規律訓練は、右向け右!全体進め!全体とまれ!みたいなやつです(伝わるかな?)。
北朝鮮の軍隊がみんな横一直線にそろって並んで歩いてるみたいなやつです。
あれを体力作りをする時間に一緒にやります。
はっきり言ってこれはやる意味あんのかなと強く思いましたね。
だって工場で働いててもこんなことやりませんもん…。
目標発表・決意表明
研修の一番最後に半年後、1年後、5年後の目標を考えて発表します。
派遣に目標もくそもないと思いますが(お金をためてやりたいことがあるとかなら分かる)、まあ上記のようなことを発表します。
1年後、5年後の目標はともかく半年後の目標は大体みんなまずは仕事に慣れるというような目標を言っていました。
5年後の目標も日総工産の社員になるとかお金をためてこういうことをするといった感じでみんな話していたので、何か適当な目標を考えて研修に臨むのがいいと思います。
僕が日総工産の技能社員の研修を受けた感想
僕が技能社員の研修を受けた感想を次に書いていきたいと思います。
最初に結論を言うと、思っていたよりは面白かったなといった感じでした。
初日研修施設についてカリキュラムを見た時は、



1分間スピーチ…はあ?
他者紹介?はあ?
目標発表?はあ?
となんでたかが派遣がこんな事せなあかんねんと思っていました。
ですが自分以外の人はみんな年齢もバラバラだし出身も違うし、自分がしたことない仕事や体験をしてきたことが他者紹介や1分間スピーチで知ることができたのでそれはよかったですね。
これをやることが今後工場で働く上で意味があるのかと言われればそこまでですが、単純に企画として意外と面白いなと感じましたね。
ただ体力作りと称した腕立て・腹筋・スクワットはもうやりたくありません(笑)。
日総工産の技能社員の研修はきつものじゃない、準備して臨もう!
日総工産の技能社員の研修は最初こそ怠いといった感情でいっぱいでしたが、始まってみると思ったよりも楽しく研修の時間を過ごすことができました。
1分間スピーチや目標発表・決意表明等怠いカリキュラムもありますが、これから研修を受けるという方でこの記事にたどり着いた方、事前にある程度内容を考えてから望むと非常にスムーズでしょう。
そして頑張ってこの4日間を乗り越えましょう。
今回は以上です。